めっきの知識
六価クロムの処理方法② ~還元~
硬質クロムめっき処理の後工程で排出される処理水には、
六価クロムが含まれております。
六価クロムは他の重金属とは異なり、水酸化物を形成しないため、
自然状態では沈殿分離が不可能です。
環境負荷物質である六価クロムを適切に処理するためには、
還元剤を用いて三価クロムに変換する必要があります。
三価クロムに変換することにより、他の重金属と同様に
アルカリ剤を添加することで水酸化クロムとして、
沈殿除去が可能となります。
当社では還元剤として重亜硫酸ナトリウムを採用しております。
重亜硫酸ナトリウムを用いた還元反応は、酸化還元電位計(ORP計)によって監視します。
ORP計は酸性条件下でのみ機能するため、
還元剤を投入する際には同時に濃硫酸を添加してpH値を調整しなければなりません。
六価クロムが含まれております。
六価クロムは他の重金属とは異なり、水酸化物を形成しないため、
自然状態では沈殿分離が不可能です。
環境負荷物質である六価クロムを適切に処理するためには、
還元剤を用いて三価クロムに変換する必要があります。
三価クロムに変換することにより、他の重金属と同様に
アルカリ剤を添加することで水酸化クロムとして、
沈殿除去が可能となります。
当社では還元剤として重亜硫酸ナトリウムを採用しております。
重亜硫酸ナトリウムを用いた還元反応は、酸化還元電位計(ORP計)によって監視します。
ORP計は酸性条件下でのみ機能するため、
還元剤を投入する際には同時に濃硫酸を添加してpH値を調整しなければなりません。