現行加工品、またこれまでご依頼いただきました一品物、試作品、異形材、大小さまざまな部品、全面・部分めっき等を一部ご紹介しております。

超重量鉄板への硬質クロムめっき

超重量鉄板への硬質クロムめっき

全長1500mm・重量100kg超え、部分めっきでのご依頼のため、マスキングを施した大型鉄板への硬質クロムめっきです。
硬質クロムめっきのみならず電気めっき全般に言えますが、本事例のような平板状の表面性が大きい製品は中心部にめっきが着きづらい特徴があります。
そのため中心部に必要な電流密度を割り出し、電極を適切な位置に集中させることで30μm≦のめっき処理を可能にしました。

型抜き品への硬質クロムめっき

型抜き品への硬質クロムめっき

鉄素地の型抜き品表面への硬質クロムめっきです。
ブロック状の雌側と写真にある文字表記のセットでご依頼をいただきました。
めっき後に組付け可能であればめっき付着可とお話をいただきましたのでマスキングは行わず加工致しました。
本事例の写真は硬質クロムめっき処理直後です。
このあと粒度を調整しながら光沢磨きを行うことでまた、予め前磨きを行うと外観上も美しい仕上がりになります。
※素地の傷等はそのままの状態です

ネームプレートの前後鏡面磨きと硬質クロムめっき

ネームプレートの前後鏡面磨きと硬質クロムめっき

ステンレスといえど長年屋外に取り付けてあると錆の発生を防ぐことは非常に困難です。
本事例は薬品による表面の錆を除去したあと、現物の具合を確認しながら様々な研磨剤・バフを使用しめっき前に充分な光沢を確保したのち、硬質クロムめっきを15μm施しました。
その後、徐々に粒度を下げながら全体をくまなく磨き、鏡面仕上げにしました。
※素地の傷等はそのままの状態です

A7075材内径部分への硬質クロムめっき

A7075材内径部分への硬質クロムめっき

超々ジュラルミンとも呼ばれるA7075はアルミ合金の中でも非常に高い強度を持っています。
しかしその反面、使用環境によって応力腐食割れや耐食性には弱い傾向にありますが、硬質クロムめっきを施すことによりこれらの弱点を改善出来ます。
本品は内径の一部のみをご希望されていたのでめっき不可部へマスキングを行い、電気ニッケル処理を行った後、70μm≦の硬質クロムめっき皮膜を生成致しました。

塗装用治具への硬質クロムめっき

塗装用治具への硬質クロムめっき

大手自動車メーカー様から車体塗装用治具への硬質クロムめっき処理のご依頼をいただいた事例です。
お困り事としては治具に付着した塗装が不具合を発生させるため定期的に剥離を行わなければならないので、その剥離時間を短縮するために硬質クロムめっき処理を施したいとのご要望でした。
結果、大幅な改善に繋がったとのお話をいただけました。
本件のように極めて複雑な形状ではASSY状態の品であれば硬質クロムめっき処理は可能です。

小型部品のマスキング処理

小型部品のマスキング処理

当社では硬質クロムめっきはもちろんのこと、無電解ニッケルめっきの量産部品での部分めっきも可能です。
用途・要求事項によって様々なマスキング方法を持ち、マスキングに使用するアイテムも各種取り揃えております。
そのため大小・異形状部品への部分めっきを得意とし、一品物から生産性を考慮した量産まで対応が可能です。

無電解ニッケルめっき+硬質クロムめっき

無電解ニッケルめっき+硬質クロムめっき

外径の半面に無電解ニッケルめっき、また半面に硬質クロムめっき処理を施したアルミ材です。
同一品でも組付け後に必要とされる機能は同じとは限りません。
当社が得意とするアルミ素地へのめっき処理儀技術を最大限に活かした事例です。
※素地の傷等はそのままの状態です