無電解ニッケルめっきの耐薬品性

無電解ニッケルめっきの耐薬品性

自然環境化において無電解ニッケルめっきの耐食性(防錆効果)は有効と言えますが、
実際の使用状況では無電解ニッケルめっき被膜と接触する薬品・物質に大きく左右されるため、その限りではありません。

耐食性が高い無電解ニッケルめっきでもそのめっき被膜自体が腐食・溶解してしまえば当然耐食性は失われます。

よってその使用環境において無電解ニッケルめっきの耐食における有効性は変化します。

下記表は無電解ニッケルめっきが耐食性を示す薬品・物質の一例です。



当然のことながら使用目的によってめっきの種類を分ける必要があります。

また、被めっき物(素材)の表面にクラック、粗さ、汚れ含む付着物などの欠陥がある場合、
その欠陥周囲は耐食性が低下します。